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今年、マイクロファイナンスのモデルを作ったグラミン銀行とその総裁であるムハンマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞しました。マイクロファイナンスの貧困削減における業績が評価されてのものです。
なぜノーベル経済学賞ではないの?という意見が聞かれますが、実はマイクロファイナンスのメカニズムを解明した人はすでにノーべル経済学賞を受賞しているのです。それが、コロンビア大学教授のジョセフ・E・スティグリッツやジョージ・A・アカロフです。なので、ユヌス氏は、それを理論化される前に実践した業績が評価されたのです。 理論的にも実践的にもマイクロファイナンスは認められた訳ですが、何が認められたのでしょうか。貧困削減への貢献なのか、貧困層への金融アクセスを向上させたことなのか。今回の受賞は貧困削減への貢献であるとのこと。しかし、マイクロファイナンスの貧困削減効果はその関心の高さとは裏腹に、議論が分かれているところです。 今回のノーベル平和賞受賞は、大変評価すべきものだと思います。一方でマイクロファイナンスバブルが起こらないか心配です。マイクロファイナンスバブルとは、マイクロファイナンスの実態が解明されないまま、人気だけが先行するという意味合いです。1990年前後に日本が非生産的活動、つまり不動産や株式への過剰投資を行い、実体経済と乖離したバブルが発生したように、マイクロファイナンスへの過剰投資は農村の真の問題を見失う可能性があります。
by tekisyu
| 2006-11-26 13:08
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